土間コンクリートとは?メリットと種類・施工にかかる費用を解説!

家の周囲や庭の地面は、砂利を敷いたり芝生を植えたりするほかに土間コンクリートにするという選択肢もあります。

土間コンクリートにはさまざまなメリットがあるため、地面をどうするか悩んでいる人は検討する価値があるでしょう。

ここでは、土間コンクリートの概要やメリット、デメリット、どのくらいの費用がかかるかなどについて紹介します。

1.土間コンクリートとは?

土間コンクリートとは、地面に直接施工した平坦なコンクリートのことです。

先に地面を一定の深さで削って均し、砂利や砕石などを敷いた上で締め固めて、その上から生コンクリートを流し込んで作られています。

沈みこみや表面のひび割れなどを防ぐため、なかに鉄筋を入れていることも多いです。

コンクリートを打って表面をつるつるにしたり細かな刷毛目をつけたりして仕上げたものが多く、無機質なニュアンスがシンプルなエクステリアによく合います。

また、表面に砂利や石などが浮き出すようにしたり、スタンプを押したりカラーをつけたりもでき、形を選ばず円形にしたり曲線を描かせたりすることも可能です。

仕上げ次第で表情をがらりと変えられ、クールだったり素朴だったりと家の外観によくなじむようアレンジできます。

一般に土間コンクリートがよく使われるのは、駐車スペースや駐輪スペースなどです。

そのほか、門扉から家までのアプローチやウッドデッキの床下、犬走りなどに用いられることもよくあります。

なお、犬走りとは住宅の周囲に意図的に設けられた細いスペースのことです。

雨水や泥がはねて住居につくのを防ぐ目的で設置されていて、「犬が走れるような細いスペース」からこの名が来たという説があります。

2.土間コンクリートのメリット

土間コンクリートには、砂利や芝生にはないさまざまなメリットがあります。ここでは、どのようなメリットがあるのかについて詳しく解説します。

2-1.耐久性

土間コンクリートのもっとも大きなメリットは、耐久性の高さでしょう。

車のような重量のあるものが出入りしても耐えられ、頻回な補修なしに50~60年ほどはもつとされています。

もちろん、一点に強い衝撃がかかる、相当な重量物を乗せる、大地震などの災害が発生するなどのケースでは壊れることもあるでしょう。

逆にいえば、そのようなことがない限り、通常どおりの使い方をしていれば約半世紀にわたって使用できるのです。

土間コンクリート設置の際は初期費用が高額になりがちですが、選択する価値は十分あるといえます。

2-2.手入れが楽

手入れが楽という点も、土間コンクリートの大きなメリットとして外せません。

庭や駐車スペースなどの家周りは、きれいな見た目を維持したいものです。

ところが、仮に土間コンクリートではなく砂利や芝生にすると、外観を維持するには意外と労力がかかります。

たとえば、砂利にすると落ち葉などが石と石の間に入るために掃除しづらく、雪かきなども大変です。

砂利が庭の外に流れ出したり沈んだりしてカサが減ったり、排水溝に落ちて詰まらせたりするリスクもあります。

最初はとても美しい白い砂利も、経年とともに汚れが目立つにようになるでしょう。

芝生は美しい自然が楽しめますが、良い状態を維持するには水や肥料やり、雑草抜き、芝刈りなど日々のさまざまなケアが欠かせません。

手を抜くと、枯れたり雑草が生え放題になったりして、すぐに外観が損なわれてしまいます。

土間コンクリートは地面を覆うため、雑草が生える余地がありません。

チリやホコリ、落ち葉などがあればさっと水で流したり箒ではいたりすればおしまいで、掃除が非常に簡単です。

こまめにメンテナンスする必要がなく、雑草抜きなどの面倒な作業で身体に負担をかけることもありません。

2-3.水はけが良い

通常、土間コンクリートを施行するときは、水が流れるよう緩やかな勾配(水勾配)がつけられています。

雨が降っても、傾斜のついたコンクリート表面を流れて外に出ていくので水はけが良く、水溜まりができません。

雨の日に車で出入りしても、ぬかるみや水たまりを踏み、はねて車体やタイヤを汚すなどの心配がありません。

お客様が来たときも、大切な車をぬかるんだ駐車スペースに停めてもらわずにすみます。

3.土間コンクリートの種類

土間コンクリートは仕上げ方によっていくつかの種類に分類され、それぞれ与える印象が異なります。ここでは、種類別に特徴を紹介します。

3-1.金鏝仕上げ

金鏝(かなごて)仕上げとは、土間コンクリートの表面をコテでなめらかでつるつるの状態にする仕上げ方で、一発仕上げともいわれています。

土間コンクリートの仕上げとしてもっとも一般的な方法です。

金鏝仕上げにするときは、まずコンクリートが少し固まってきたら表面を平らにし、時間が経ってさらに固まってきたら再び表面を均す工程を数回繰り返します。

上に乗っても足跡がつかないほど固まったタイミングで表層のセメントを薄くしごいて仕上げ、よりなめらかにします。

表面がつるつるして引っ掛かりがないため、ほかの土間コンクリートと比べて非常に水はけが良く、チリやホコリも溜まりづらいため掃除が楽です。とはいえ、雨や雪で濡れたときなどはとても滑りやすくなるため、上を歩くときは転倒しないよう注意する必要があります。

3-2.刷毛引き仕上げ

刷毛引き仕上げとは、表面にさっと刷いたような跡(刷毛目)をつける仕上げ方です。

数回に分けて表面を均してなめらかにしたあと、金鏝仕上げよりも早いタイミングで、完全に固まる前に刷毛を用いて筋目をつけます。

表面を完全になめらかに均せなかったとしても刷毛目がつくことで目立たなくなり、金鏝仕上げとは違った風合いが生まれます。

表面が凸凹するため滑りにくく、安全性が高まるメリットがある半面、砂埃などが溜まりやすい点がデメリットです。

施工費用が抑えられるため、駐車場など面積が広い場所で採用されることが多い仕上げ方法です。

3-3.洗い出し仕上げ

洗い出し仕上げとは、土間コンクリートの上に砂利や石を混ぜたモルタルを流し込み、完全に固まる前に表面を洗い流すことで浮き出させる仕上げ方です。

砂利のほか、ガラスや天然石樹脂などを混ぜることもあります。

無機質な印象を与える金鏝仕上げとは異なり、さまざまな色の砂利や石が表面に浮き出すため、楽しく軽やかな味わいが楽しめるでしょう。

色鮮やかで華やかな印象にすることも、落ち着きのある風情にすることも可能で、和風の住宅にも洋風の住宅にも合わせられます。

浮き出た石で表面が凸凹になるため、滑りにくくなる点もメリットです。

材料費も手間もかかるため、金鏝仕上げや刷毛目仕上げと比べ工事費用が高くなります。

そのため、もっとも施行されることが多いのはアプローチなどの目につきやすい場所です。

見栄えが良いうえ、滑りにくいので安全性も確保できます。

3-4.スタンプコンクリート

スタンプコンクリートは、土間コンクリートの表面がまだ完全に固まらないうちに彩色したり型を押したりして模様をつけて仕上げる工法です。

レンガや木材、タイルなどの模様が本物かと思うような質感と風合いで実現できます。

型を押すだけのためデザインが非常に豊富でカラーバリエーションも多く、たくさんの選択肢のなかから選べます。

軽やかでもクールでもさまざまな表情をつけられ、住居のイメージにしっくりなじむデザインにすることが可能です。

タイルやレンガを1つ1つ貼ったり並べたりするのに比べ、材料費がかからないため安価で仕上げられます。

スタンプで一気に型をつけていくため手間がかからず、施工期間も短いです。

さらに、すき間から雑草が生えてくる、剥がれる、割れるなどの実際にタイルやレンガを使った場合に起こりやすいトラブルの心配もありません。

堅牢で耐久性に優れた仕上げ方法です。ただし、本物のタイルやレンガを使うより安くなるとはいっても、コンクリート表面をコーティングするなどの作業が不可欠なため、金鏝仕上げなどと比べると工事金額が高くなります。

洗い出し工法同様、アプローチなどの目立つ場所に使われることが多いです。

4.土間コンクリートの費用

土間コンクリートの施工料金は、施工方法や面積、材料、鉄筋や目地の有無などさまざまな要素によって変わってきます。

さらに、地域の相場や施工業者の料金設定の方法などもあるでしょう。

そのため、一概に「工事費用はこれだけかかります」はいえません。

一般的には、工事費用は1平米あたりいくらで算出されます。1平米あたりの単価は8,600~1万1400円程度です。

坪単価でいうと、約3.3倍になるので2万8380~3万7620円といったところでしょう。

仮に、坪単価が3万円として、5坪の駐車スペースに土間コンクリートを施行するなら15万と算出されるわけです。

ただし、これはあくまで目安の金額を元にした数値のため、実際にはもう少し高くなる可能性もあることは考慮しておいたほうが良いでしょう。

また、工事で必要なのはこれだけではありません。目地を入れるならその費用も発生し、重機代もかかります。

付帯工事があれば、その費用も必要でしょう。

土間コンクリートの施工を業者に依頼するときは、契約前にしっかり見積もりをとることが大切です。

見積もりで業者が1平米あたりの価格しか提示しないようであれば、そこは避けたほうが無難でしょう。

これは、見積書を見てもどのような工事で何が必要なのかわからず、あとで追加料金が発生する可能性がゼロではないからです。

信頼できる業者の場合、見積書は細かく記しているものです。

それを見ればどのような作業をするかが把握できます。

また、1つの業者に依頼するのではなく、複数に相見積もりをとることが望ましいです。

複数の会社の見積もりを見れば相場がわかり、適切な価格が把握できるようになります。

まとめ

ここまで、土間コンクリートについて解説してきました。

土間コンクリートには掃除しやすい、水はけが良く水たまりができないなどのメリットがあり、おすすめです。

ただし、なかには多額の請求をする悪質な業者もいるため、施工を依頼する会社は慎重に選ぶ必要があります。

こちらで解説した知識を頭において、信頼できる施行会社に相談するようにしましょう。

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