門扉を付ける際のストレスにならない外構

外構工事を行う際は、「暮らしやすさ」を追求するようにしてください。

特に門まわりや駐車場などのエクステリアは、毎日使用する場所のため、使いづらいとストレスの原因になりかねません。

要は、「デザイン面で優れていたとしても、使い勝手が悪くては意味がない」ということです。

例えば、防犯効果を向上させようとして、敷地内全体を塀で囲むとします。

その際、開閉が重い大きな扉を設けてしまうと、あなた自身が毎日苦労することになります。

門扉を設ける際のポイントは、「使いやすさ」です。

そこで、「ストレスのない外構=暮らしやすいエクステリア」の作り方を紹介します。

特にこのページでは、あなたの帰りを迎えてくれたり、訪れたお客様をおもてなししてくれたりする玄関先の外構について詳しく述べていきます。

「面倒くさい」と感じさせない外構作り

暮らしやすい外構作りを目指すためには、毎日使用する場所を使い勝手の良いものにする必要があります。

また、エクステリアは「建物の顔」でもあるため、見た目が良いというのは必須です。

例えば、アプローチ(敷地の入り口から玄関までの路)の場合、基本的に「エントランス(敷地の入り口)から玄関までの最短距離」を結んで考えます。

このとき、デザイン性を重視して無駄に長い距離を通る設計をしても、一年もすればこの距離が面倒くさくなります。

そのため、面倒な道を通ることを誰もしなくなります。

また、防犯のために門を設ける場合、幅に注意しなければいけません。

門扉を設置する場所が1.2m以下の幅しか確保できないのであれば、親子門扉(おやこもんぴ:左右大きさの違う門)を採用するか、幅80cm以上の片開きの門にします。

幅が1.2mしかないのに両開きの門扉にしてしまうと、片方の門の幅が60cmしかありません。

そのため、両手に荷物を持っていたり子供の手を引いていたりすると、通りづらくなってしまいます。

また、都心部の場合、自転車を使用する方は非常に多いです。

自転車を押して門扉を通過する際、幅が60cm以下ではかなり窮屈です。

だからといって、両側の門を開くとなると、閉める手間がかかるために「面倒くさい」と感じます。

一方、親子門扉の場合、片方の扉を開くだけで行き来が楽になります。

大きな荷物を持ち運びたいときは、小さい方の門も開放できるので、使い勝手の良い外構になります。

このとき、片手でも簡単に開け閉めを行える門を選ぶようにしましょう。

そうしなければ、開閉のたびにストレスを感じてしまいます。

ただ、門扉の幅が1.2m以上ある場合は、右上の写真のような一般的な両開きの門扉の採用をお勧めします。

左右のバランスがよく、見栄え良く見えるからです。

実際に、ホテルや旅館にある門は、例外なく左右均等の門を採用しています。

素材に気を付ける

たとえ使い勝手の良い門扉を設けたとしても、足元の素材をおろそかにしてはいけません。

滑りやすい材料でエクステリアを飾ってしまうと、アプローチや玄関先で転倒してしまう恐れがあるからです。

ハイヒールはもちろんのこと、男性用の靴でも皮底のものは滑りやすいです。

特に、タイル性の床は雨に濡れるとたいへん滑りやすくなります。

そのため、アプローチや玄関回りにタイルの使用を避けた方が無難です。

近年では、地下鉄の出入り口から階段まで、全面タイル張りになっている施設もあるのですが、良く滑り転んでいる人を見かけます。

わざわざお金を払って危険な外構にする必要はありません。

雨が降るたびに転倒のことを考えなければいけないエクステリアは、間違いなくストレスの原因になります。

頻繁に使用するエクステリアは滑りにくいグリップのよい素材を選ぶようにしましょう。

ただし、滑りにくい素材のタイルも販売されているので、それを使用するのであれば問題ありません。

また、アプローチや玄関回りにコンクリートを使用する場合は、ツルツルに仕上げてしまうと危険です。

そこで、右の写真のように表面のセメントや砂を洗い流す「洗い出し」が有効です。

デザイン性もさることながら、「滑らない」という最大のメリットがあります。

このように、少し気を付けるだけで、日々のストレスを軽減できます。

十年後も快適に使用できるエクステリアを目指し、暮らしやすいストレスフリーな空間を作り上げてください。

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