ウッドデッキはDIYできる?お気に入りの空間にするためのポイントと

ウッドデッキは、庭やテラスをおしゃれに演出できる人気の外構です。「DIYで作ってみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

たしかに、DIYでウッドデッキを作ればコストを抑えたり、自分好みのデザインに仕上げられたりすることも可能です。

しかし、実際には正確な設計や水平・垂直を保つ施工、耐久性や安全性の確保など、多くの専門知識と技術が求められます。

また、使用する木材や塗料の種類によってメンテナンス性や耐久年数も大きく異なります。

さらに、地面の状態や設置場所によっては排水や強度に関する問題も発生します。

お気に入りのウッドデッキをつくるためには、DIYだけでなくプロに相談しながら進めるのも一つの方法です。

本記事では、ウッドデッキはDIYで作れるのか、またウッドデッキを作る際の注意点と施工業者の選び方を解説していきます。

目次

1.ウッドデッキをDIYするのは難易度が高い!

ウッドデッキのDIYは一見簡単そうに見えて、実際には難易度の高い内容です。

まず、木材のカットや土台の水平取り、強度計算など、精密な作業が多くあります。とくに屋外に設置するウッドデッキは、風雨や紫外線の影響を受けやすいため、適切な防腐・防虫処理や構造の安定性考慮する必要があります。

DIY初心者の場合、見た目はうまく仕上がっても、耐久性に問題が出てしまうケースも少なくありません。

さらに、構造に不備があると数年で傾いたり、木材が腐食して使用不能になったりすることもあります。

DIYにチャレンジする場合でも、最低限の施工知識と必要な工具を備えたうえで進めるようにしましょう。

ここでは、ウッドデッキのDIYの難易度が高い理由を解説します。

1-1.正確な設計、計測が必要

ウッドデッキをDIYで施工する際、もっとも大切なのが設計と計測の精度です。どれだけ見た目がよくても、設計が不正確だと仕上がりにズレが生じ、デッキのぐらつきや強度不足につながる恐れがあります。

ウッドデッキは屋外で使うため、人が乗っても安全な設計を考える必要があり、荷重計算や柱の間隔、床板の隙間なども慎重に設計しなければなりません。

加えて、敷地の形状や排水の方向、隣接する建物との距離なども考慮して計画する必要があります。

本格的な建築の知識がない素人が正確に測定・設計するのは簡単ではなく、ミリ単位のズレが後々の施工に大きく影響することもあります。

ウッドデッキの美しさと機能性を両立させるには、正確な設計と計測に関する知識が欠かせません。

1-2.土台作りが複雑

ウッドデッキの構造においては、土台づくりが大切です。土台部分がしっかりしていないと、上にどれだけ丁寧に板を張っても安定せず、数年で傾いたり、沈み込んだりしてしまいます。

土台づくりには地面の整地、コンクリートブロックや束石の設置、水平取りなどの複雑な工程があり、DIYで正確に施工するのは非常に難しいです。

とくに地面の凸凹や水はけの悪さは、ウッドデッキ全体の耐久性に直結します。プロの施工ではレーザー測定器や専用の工具を使って正確に水平を出し、地盤や設置環境に応じた施工方法を選びます。

ウッドデッキを長く安全に使うには、表面だけでなく見えない土台部分こそ慎重に施工の作業を進めることが大切です。

1-3.道具や資材の専門性が高い

ウッドデッキのDIYに挑戦する際、多くの方が苦労するのが使用する道具や資材の選び方です。

ウッドデッキに適した木材は、防腐・防虫処理されたものや耐久性の高いハードウッドなどが必要で、ホームセンターでは手に入らない場合もあります。

また、施工には電動ドリル、インパクトドライバー、水平器、丸ノコなどの専門工具が必須です。

これらを一から揃えるとコストもかさみ、使いこなすにはある程度の経験が求められます。

加えて、ビスや金具の種類も多く、適切な部品を使わないと強度不足や早期の劣化につながる恐れもあります。

DIYにこだわる場合でも、まずは必要な資材と工具をリストアップし、施工に必要な知識を事前に学ぶことが大切です。

専門業者なら、こうした準備も不要で、安心・確実な施工を提供してくれます。

2.ウッドデッキをDIYする際の注意点

ウッドデッキをDIYで施工する際は、完成後の見た目だけでなく、構造の安全性や耐久性にも十分な配慮が必要です。

ウッドデッキは屋外に設置する構造物なので、風雨や直射日光に長期間さらされることを前提に設計・施工しなければなりません。

施工不良や構造上の不備があると、数年でぐらつきや腐食が生じ、安全性にも大きく関わってきます。

また、DIYではコストを抑えられる一方で、専門的な技術や知識がないと大きな事故やけがにつながる恐れもあります。

以下では、ウッドデッキのDIYで特に注意すべき3つのポイントを紹介します。

2-1.土台作りをおろそかにしない

ウッドデッキの施工で、とくに大切で、とくに難しいのが土台づくりです。

地面が不均一な状態で施工を進めると、完成後にデッキが傾いたり沈んだりしてしまう可能性があります。

DIYでは表面の仕上げに意識が向きがちですが、実はこの土台部分が全体の強度と耐久性を大きく左右しています。

施工前には必ず地面を整地し、水平器を使って正確にレベルを出すことが大切です。

また、束石やコンクリートブロックの配置も均等にし、しっかりと固定しておくことで、長年安心して使えるウッドデッキになるでしょう。

土台づくりをおろそかにすると、数年でガタつきや安全性の問題が生じてしまうので、DIYであってもプロ並みの丁寧さが求められます。

2-2.安全性を最優先に設計する

ウッドデッキのDIYで忘れてはならないのが安全性を確保した設計です。

デザイン性を優先するあまり、構造的な強度や耐荷重への意識が不足すると、使用中に床板がたわんだり、支柱がぐらついたりするリスクがあります。

とくにお子様や高齢者が利用する家庭では、手すりの高さや隙間の幅にも注意が必要です。

さらに、雨天時に滑りやすくならないよう、床材には滑り止め加工されたものを選ぶこともおすすめです。

DIYでは市販の設計図を流用する方も多いですが、実際の敷地条件に合っていない場合、構造に無理が出ることもあります。

安全性を第一に考えるなら、設計段階から専門家のアドバイスを受けるのも賢明な判断です。

2-3.防腐防虫処理をおこたらない

ウッドデッキをDIYで施工する際に意外と見落とされがちなのが防腐・防虫処理です。

屋外に設置されるウッドデッキは、雨や湿気、直射日光の影響を強く受けるため、木材が腐ったりシロアリなどの害虫被害を受けたりするリスクが非常に高いです。

とくにDIYでは、コストを抑えるために未処理の木材を使用してしまうケースも見られますが、これでは数年で劣化が進み、修繕や再施工が必要になることもあります。

防腐・防虫処理済みの木材を選ぶことはもちろん、カット面やビス穴などにも防腐塗料を丁寧に塗布することが大切です。

また、設置後も定期的にメンテナンスをすることで、ウッドデッキの美しさと耐久性を長く保てます。

ウッドデッキを長く大切に使い続けるためにも、初期の処理は怠らないようにしましょう。

3.理想のウッドデッキにするなら業者に相談するのがおすすめ

理想のウッドデッキを実現したいなら、専門の外構工事業者に相談するのがもっとも確実です。

業者は敷地の環境や利用目的を踏まえ、適切な設計と施工プランを提案してくれます。DIYでは難しい細かな調整や安全性の確保も、プロの技術で対応が可能です。

また、外構工事業者は建築基準や地域の条例にも精通しているので、安心して施工を任せられます。

業者の過去の経験に基づき、見た目だけでなく安全性も高い、長く使えるウッドデッキの提案もしてもらえるので、最終的な満足度も高くなるでしょう。

理想のウッドデッキを手に入れるために、外構工事業者に相談するのがおすすめな理由を紹介します。

3-1.専門的な設計をしてもらえるか

外構工事業者に依頼すると、専門的な設計を受けられるのが大きなメリットです。

設計段階では、敷地の形状や日当たり、周囲の環境を詳細に分析し、耐久性や使い勝手を考慮したプランを立ててくれます。

さらに、安全面を考えた構造設計や、排水対策も含めたトータル設計も可能です。

見た目の美しさだけでなく、実用性に優れたウッドデッキが手に入るでしょう。

専門的な設計は、長期にわたり快適に使えるウッドデッキづくりの基本なので、経験豊富なプロにお任せするのが安心です。

3-2.施工の精度と耐久性が高い

外構工事業者に依頼することで、ウッドデッキの施工精度が大幅に向上します。

専門技術を持つ職人が正確な計測と丁寧な施工をしてくれるため、傾きや歪みのない美しい仕上がりになるでしょう。

また、使用する素材の特性を熟知しているため、耐久性の高い施工が可能です。

適切な防腐処理や耐久性のある塗装も施し、長期間の風雨や紫外線に耐えられるウッドデッキが完成します。

DIYでは難しい細部の処理も、プロにお任せすれば安心です。

3-3.使える素材や仕上がりの選択肢が広がる

専門業者に依頼すれば、ウッドデッキで使える素材や仕上がりの選択肢が豊富に広がります。

業者によっては天然木のヒノキや杉はもちろん、耐久性の高い樹脂製や合成木材なども提案してくれるでしょう。

それぞれの素材の特徴やメンテナンス方法についても詳しく説明してもらえるので、利用環境や予算に合った素材を選べます。

また、色や仕上げのバリエーションも多彩で、デザイン性の高いウッドデッキに仕上げられます。

ホームセンターなどで入手するのが難しい素材もあるので、より特別な空間に仕上げたい方は外構工事業者への相談がおすすめです。

3-4.時間と労力を大幅に削減できる

ウッドデッキの施工を業者に依頼すると、設計から施工までの工程をプロに任せられるため、時間と労力を大幅に削減できます。

DIYの場合は資材の調達や設計、施工の手間がかかる上、仕上がりに不安が残ることも多いです。

専門業者は工程の管理もしっかりしており、豊富な経験があるため短期間で高品質なウッドデッキを作ってくれます。

忙しい方や初めての方でも安心して任せられるため、理想のウッドデッキが手軽に手に入るでしょう。

3-5.保証やアフターサービスがある

外構工事業者にウッドデッキの施工を依頼すると、保証やアフターサービスが受けられる点も安心材料です。

施工後に不具合が生じた場合の補修対応や、定期的なメンテナンスの提案など、長く快適に使い続けられる体制が整っています。

DIYではトラブル対応が難しいこともありますが、専門業者なら万が一の際も迅速に対応してくれます。

ウッドデッキの施工を依頼する際は、保証期間や内容も事前に確認しておくと、より安心できるでしょう。

4.ウッドデッキの施工依頼をする業者の選び方

ウッドデッキの施工依頼をする際は、信頼できる業者選びが大切です。まず、施工実績が豊富かどうかを確認しましょう。

多くのウッドデッキの施工経験がある業者は、トラブル対応や施工の品質に自信を持っています。

また、こちらの希望に対して柔軟かつ的確な提案力があるかもポイントです。

理想のウッドデッキを形にするためには、しっかりと要望をヒアリングし、専門的なアドバイスをしてくれる業者が安心です。

さらに、見積もりが明朗でわかりやすく、費用の内訳がはっきりしているかもチェックしましょう。

以下で紹介するポイントを踏まえて外構工事業者を選べば、納得のいく施工が期待できるでしょう。

4-1.ウッドデッキの施工実績が豊富かどうか

ウッドデッキの施工を業者に依頼する際、施工実績の豊富さは非常に重大切選定基準です。

経験豊かな業者はさまざまな設計や環境に対応してきているため、細かな要望やトラブルにも柔軟に対応できます。

実績が豊富な業者は公式サイトやパンフレットで過去の施工事例を公開していることが多く、仕上がりの品質を事前に確認することも可能です。

加えて、実績の多さは信頼性の証でもあり、安心して依頼できる目安となります。ウッドデッキの耐久性やデザイン性を重視するなら、施工実績を必ずチェックしましょう。

4-2.希望に合った提案力があるか

ウッドデッキの施工業者を選ぶ際には、こちらの希望に合った提案力があるかどうかも大切です。

理想のデザインや使用目的、予算などに応じて最適なプランを提案してくれる業者は、満足度の高い仕上がりが期待できます。

単に標準的な施工だけでなく、地形や周囲の環境に配慮したオーダーメイドの提案をしてくれるかを確認しましょう。

また、素材やメンテナンス方法についての説明も丁寧な業者は、顧客とのコミュニケーションを大切にしており、信頼できるできます。

4-3.見積もりが明朗で分かりやすいか

ウッドデッキ施工の依頼でトラブルを避けるために、見積もりが明朗でわかりやすいかを必ずチェックしましょう。

費用の内訳が詳細に記載されていると、どの部分にどれだけの費用がかかるかが明確になり、不透明な追加費用の心配が減ります。

たとえば、材料費や施工費、追加工事の可能性についても説明があるかを確認しましょう。

また、口頭だけでなく書面での見積もり提示があると安心です。

納得してから契約するためにも、見積もりの透明性は業者選びで大切なポイントです。

まとめ.

ウッドデッキはお庭での時間を充実させてくれますが、DIYで作るには難易度の高い内容が多いです。

経験が少ない方やより安全性の高いウッドデッキに仕上げたい方は、外構工事の専門業者に相談するのがおすすめです。

外構工事業者を選ぶ際は、ウッドデッキの施工実績が豊富にあるか、こちらに寄り添った提案をしてくれるかなどをよく確認しましょう。

見積もりや相談だけなら無料の外構工事業者も多いので、ぜひ一度理想のウッドデッキについて相談してみてください。

筆者:外構工事職人歴20年・石川

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