人の生活を支え守るところ、それは「家」です。
毎日を楽しく過ごす場所だからこそ、気持ちの良い環境を整えたいと思うのは当然のことです。
そこで最近改めて注目されているのが、「エクステリア工事」と「外構工事」です。
これらの工事では主に、家の門から庭などを含めた「外観」を変えています。
▼この記事はこんな人におすすめです!
・エクステリア工事と外構工事の違いを知りたい人
・家の庭や門まわりなど外観をおしゃれにしたい人
・気に入らない家の外観やテラスをどうにかしたい人
・これからリフォームをして素敵なお庭を作りたい人
エクステリア工事や外構工事は、お家の雰囲気をガラッと変えることができます!
理想の雰囲気がある際は、工事業者へご相談してみてください。
「イメージはわからないけど、とにかくおしゃれにしてほしい!」「お城みたいな可愛らしい外観にしたい!」など様々な要望に応じてくれる業者さんがほとんどです。
この記事では、エクステリア工事と外構工事の違いや、工事にかかる費用相場を解説していきます!
目次
1.エクステリア工事と外構工事の違いとは?
エクステリア工事と外構工事は似ていますが、実際は異なるものです。
もし、工事を依頼する際は、両方の工事を得意としている業者に依頼するのがベストです。
その為、工事業者のホームページをチェックすることがオススメです!
この項では、エクステリア工事と外構工事の違いを解説していきます!
1-1.エクステリア工事とは?
「エクステリア工事」というと主に、外回りの装飾を指すことが多いです。
門から庭、照明などの物理的な「モノ」から、モノにより生み出される「空間」や「環境」も、エクステリア工事の役割となります。
「エクステリア」の対義語は「インテリア」です。
インテリアというと、室内に置くテーブルやランプ、絵画などを思い浮かべやすいと思います。
エクステリアやインテリアを配置する事でおしゃれになる場合と、オシャレではなく邪魔になる場合があります。
それゆえ、エクステリアやインテリアを扱う業者にとって腕の見せどころになります。
「エクステリア工事」というと、外観全体の装飾を意識した雰囲気や環境を作るため、「おしゃれにしたい」という目的でほどこされることもあります。
1-2.外構工事とは?
一方で「外構工事」では、塀や石垣、物置、車庫、植栽などの「物理的な構造物」を扱う工事を意味します。
「外構工事」だけを得意としている業者の場合は、部分的な工事だけを得意としているケースがあります。
全体的な雰囲気も多少は考慮してくれると思いますが、より実用性や機能性だけを重視するという業者も存在します。
外観を全体的におしゃれに仕上げたいという場合には、エクステリア工事と外構工事どちらにも実績のある業者に依頼をすることがおすすめです。
2.エクステリア工事の目的3選!
エクステリア工事では、どんな目的でほどこすのかによって工事方法が異なります。
下記3タイプの目的別に、工事内容を調整していくのが基本です。
①開放的にしたい
②外からの視線を避けたい
③解放感とプライバシーの保守を大切にしたい
それぞれのタイプごとにどんな工事を行うのか、簡潔に解説していきます。
2-1.エクステリア工事の目的①:開放的にしたい
日当たりや風通しを最大限に良くした「開放的」なお庭を求めている人に向いている工事、それはエクステリア工事です。
最近では「オープンスタイル」などと呼ばれ、門や塀などを極力使わないことにより、解放感を演出します。
ただし、自宅の敷地と道路を区切らない傾向があることから、外からの視線が気になりやすくなります。
人の通りが少ないエリアには向いていますが、人通りが多いエリアでオープンスタイルにする際は、プライバシー保守の面にも配慮する必要があります。
2-2.エクステリア工事の目的②:外からの視線を避けたい
とにかく外部からの視線を感じたくない!という際は、エクステリア工事を活用します。
敷地内をほぼ完全に見えない状態にすることで、プライバシーを確保することができます。
「クローズドスタイル」とも呼ばれ、門や塀、フェンスなどを高めに設置するなどの工事方法があげられます。
しかし、塀やフェンスを設置し外部からの視線を完全に遮断してしまうと、死角に潜むことが出来るため窃盗被害に遭遇しやすいです。
窃盗の被害に遭わない為にも、防犯カメラや、外灯の設置といったセキュリティ面の対策を検討する必要があります。
2-3.エクステリア工事の目的③:解放感とプライバシーの保守を大切にしたい
上記でご紹介した「オープンスタイル」と「クローズドスタイル」両方を取入れた工事を行うことが出来ます。
オープンスタイルのような解放感もほしいけど、クローズドスタイルのようなプライバシーの保守も重視したい時に選ばれることの多い工事方法です。
たとえば低めの塀を建てるなど、建物によって適切な施工方法を考える必要があります。
知識や経験、センスが問われる工事となり、プラン不足では中途半端な結果になってしまうため工事業者を選定する際は注意が必要です。
3.エクステリア工事や外構工事とは?工事内容と費用を解説
エクステリア工事や外構工事の対象となる「建物周り」の工事には、どのようなものがあるのか解説していきます。
工事を行うエリアを大きく3つに分けて、ご紹介します
①玄関
②駐車場
③庭
上記エリアについて、詳しく解説していきます。
3-1.エクステリア工事エリア①:玄関
玄関エリアは、主に2つのポイントを設計します。
ポイントとなる2つの相場もあわせてご紹介すると、下記のようになります。
・玄関アプローチ:20万円〜50万円前後
・門柱や門扉:15万円〜50万円前後
玄関エリアはまず人の目につくエリアなので、デザイン性で印象が一気に変わります。
門扉は毎日開閉するため、耐久性を考慮する必要があります。
3-2.エクステリア工事エリア②:駐車場
・ガレージ:100万円〜250万円前後
・カーポート:30万円〜55万円前後
ガレージとは一般的に壁のある部屋のような状態で、シャッターを閉めることで周囲を囲めるものを意味します。
一方でカーポートとは壁がなく、屋根のみの状態を意味します。
ガレージは設置費用が高くなるぶん、雨や風から車を守り、防犯性が高いのが特徴です。
一方でカーポートは開放的で車の出し入れが比較的しやすく、設置費用をおさえられるのが特徴です。
しかし、ガレージと比べて防犯性に欠けるデメリットがあります。
3-3.エクステリア工事エリア③:お庭
お庭でのエクステリア工事や外構工事は、種類が多いです。
・フェンス:20万円〜80万円前後
・芝生:2,000円〜1.5万円前後(1㎡あたり)
・砂利:1万円〜2.5万円前後(1㎡あたり)
・ウッドデッキ:15万円〜30万円前後
・物置や倉庫:2万円〜50万円前後
・ブロック塀:60万円〜110万円前後
・植栽:5万円〜15万円前後
お庭には芝生や砂利を敷くほか、植栽を植たり、塀の高さ調整するなど、イメージにあわせて工事をしていきます。
まとめ
エクステリア工事や外構工事は、施工業者さんの技術の他にセンスも必要になります。
お客さんの要望にただ従って、工事を行う業者は決して優良業者とはいえません。
なぜなら、お客さんの要望通りに工事をして貰ったが、いざ工事が完了してみると、想像していた雰囲気と違った。というケースは幾つか存在します。
専門業者へプランを伝える時は、「○○のようにしたい!」と一方的に提案するのではなく、施工業者の意見を取り入れて相談してみてください!
ご自身では想像もつかない良いプランが出てくるかも知れません。
また、業者選びを失敗してしまうと、トラブル等を犯しかねない為、慎重に業者選び行う必要があります。
今では、Googleのクチコミを参考に業者選びを行うお客様が増えています。リアルの声が聞けるのでオススメです。
これからのリフォームをお考えの方は、お気軽専門業者にご相談ください。
ここまで解説してきたことを参考にして頂き、イメージに合った工事を完成していただければ幸いです。
筆者:外構職人歴20年・石川公宣