これから、駐車場をコンクリートにしたいとお考えの人は非常に多いのではないでしょうか。
ですが、そもそも駐車場をコンクリートにするという経験は、人生のなかで何度もあるわけではないため、本当にその選択肢でいいのかを迷ってしまうものです。
そこで今回は、駐車場をコンクリートにするべき理由についてお話ししますので参考にしてみてください。
目次
1.駐車場でコンクリートが選ばれる理由について
駐車場を作る際に、いくつかの選択肢があります。
たとえば、砂利やアスファルト、コンクリートなどが該当します。
そのなかでも、コンクリートがいちばん人気なのをご存知でしたでしょうか。
1-1.色が白く住まいの見栄えが良くなる
コンクリートは基本的に白色ということもあり、お住まいにかなり映えるという特徴があります。
たとえば、駐車場をアスファルトにした場合、地面は黒くなってしまうため、あきらかに重い雰囲気がでてしまいます。
また、夏場になると黒色のアスファルトは予想以上に温度が上がり、住まいにまで悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、お住まいの駐車場の場合はアスファルトではなくコンクリートが人気というわけです。
1-2.雨の日でも歩きやすい
手つかずな庭や砂利の庭だった場合、雨の日に歩くのを苦労したことがあるはずです。
足元が不安定となり、下手したら転倒なんてことも考えられます。
駐車場をコンクリートにすれば、平らな地面になるため雨の日でも歩きやすくなるというメリットがあります。
また、コンクリートにすることで靴の底も泥だらけになることがないため、玄関が汚れなくなります。
1-3.車に優しい
手つかずの庭は、車には優しくありません。
なぜなら、土や泥が車に跳ね返るからです。
とくに雨の日に車の乗り降りや運転をすると、それだけでも車が汚れてしまいます。
車をキレイに乗りたい人からすれば、かなりストレスを感じられるはずです。
駐車場をコンクリートにしておけば、車が汚れる心配がありません。
1-4.雑草が生えない
放置した庭は、かならず雑草が生い茂ってしまいます。
定期的に庭の手入れをするのは、非常に手間なのではないでしょうか。
駐車場をコンクリートにすれば、その場所に雑草が生えてこないというメリットがあります。
雑草が生えてこなければ、そもそも庭の手入れも少なくすむため、予想外のメリットもあります。
1-5.メンテナンスがしやすくなる
庭をそのままにしておけば、やはり定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
何もしないまま放置しておくと、雑草が遠慮なくのび続けるからです。
庭をコンクリートの庭にしておけば、かなりメンテナンスが楽になります。
1-6.水はけがよくなる
駐車場を砂利等にした場合、どうしても水はけが悪くなってしまいます。
ですが、コンクリートにすれば水はけの問題はかなりクリアにできるという特徴があります。
なぜなら、雨が降ってもキレイにコンクリートから流れていくからです。
1-7.洗車しやすい
駐車場をコンクリートにすれば、地面が汚れにくくなるため洗車がしやすくなります。
つまり、洗車のためだけに車を動かさなくても良いですし、洗車場などでお金をかける必要もなくなります。
駐車場は車のためだけ、と思ってしまうかもしれませんが、それ以外にもたくさんのメリットがあるということを知っておきましょう。
2.駐車場のコンクリートが懸念される理由について
どんなものでもそうですが、メリットばかりあるわけではありません。
当然、コンクリートにも少しばかりのデメリットがあります。
2-1.費用がかかる
庭をコンクリートにする以上、どうしても費用はかかってくるものです。
さすがに0円で仕上げるのは難しいと言えます。
また、砂利などと比べても費用は高額になりがちですから、検討することもでてくるはずです。
ただし、施工後は快適に過ごせることを考えると決して高い買い物ではないと考えるべきです。
2-2.将来的にコンクリートにひび割れが発生する
コンクリートも物だからこそ、将来的には経年劣化などでガタがくることもあります。
それがひび割れです。
少しのひび割れであれば何ら問題はありませんが、地面が見えるくらいまで割れてしまうと再度施工をしなければならない可能性があります。
ただし、そこまで頻繁にひび割れすることはないので、安心しましょう。
2-3.しばらくの間は駐車場が使えない
家を建てるときもそうですが、施工中は利用できないというデメリットがあります。
それは、駐車場にも言えることです。
また、施工後もコンクリートがしっかり固まるまでは、車の出し入れができません。
3.駐車場コンクリートの費用を少しでも抑える方法
駐車場にコンクリートを施工する場合、できるだけ費用を抑えたいとお考えなのではないでしょうか。
何でもかんでも業者にお願いをすれば、たしかに費用は高くなりますが、少しのことで抑えることは可能です。
3-1.全部ではなくいちぶをコンクリートにする
基本的に、庭のすべてをコンクリートにできればいいですが、そうなるとその分の材料費や施工費が高くなるというデメリットがあります。
でしたら、全部ではなくいちぶをコンクリートにすれば問題ありません。
どういうことかと言いますと、車そのものは大きいですが、地面に設置する車の箇所はどこでしょうか。
そうです、タイヤの部分だけです。
つまり、左右のタイヤが通れるくらいの幅だけをコンクリートにすれば、それだけ費用も安く済ませられます。
3-2.できることは自分でする
なんでもなんでも業者任せにすれば、当たり前ですが費用は高くなってしまいます。
ですから、できることは自分でDIYしてみてはいかがでしょうか。
お住まいによってできることとできないことはありますが、業者に相談をしてみることをおすすめします。
3-3.相見積もりをしておく
ぶっちゃけ1社だけの見積りですと、それが適正なのかどうかなんて判断できません。
でしたら、複数社の見積りを取ってみてはいかがでしょうか。
最低でも2~3社の見積りを見比べてみれば、金額の差は一目瞭然です。
ただし、明らかに安すぎたり高すぎたりする業者には気をつけなければなりません。
高すぎる場合はぼったくりの可能性がありますし、安すぎる場合は手抜き工事をされる可能性があります。
安いに越したことはありませんが、安物買いの銭失いにならないように気をつけましょう。
4.駐車場をコンクリートではなく砂利はどうなの?
駐車場をコンクリートではなく砂利にする、という選択肢もあります。
実際のところはどうなのでしょうか。
まず、砂利はコンクリートに比べて費用は安く、施工も簡単と言うメリットがあります。
もし駐車場にそこまで費用をかけられないとのことでしたら砂利がおすすめです。
ですが、メンテナンスや水はけのことを考えるのであれば、少し費用が高くてもコンクリートにするべきと言えます。
駐車場は長い目で見る必要があるため、今がどうこうではなく、将来のことを考えて選択するようにしましょう。
5.まとめ
お住まいで駐車場を作る際には、コンクリートがかなりおすすめです。
もちろん、コンクリートにするデメリットは少しありますが、それ以上にメリットがたくさんあるため選ばれている傾向にあります。
みなさんも駐車場を検討されているのでしたら、信頼のおける業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。
筆者:外構職人歴20年・石川公宣