外構工事(エクステリア工事)を行う際、庭造りについてきちんと学んでおく必要があります。
手抜き工事をしたり暴利をむさぼったりする悪徳業者に騙されないようにするためです。
実は、庭造りを行っている業者の中で、「優良」と呼ばれる業者は全体の1割程度しかいません。
そのため、悪徳業者の仕事内容や特徴など、あらかじめ知っておかなければ満足のいく外構工事を行うのは難しいです。
しかし、エクステリア工事の値段やデザインについては調べるものの、「専門知識や裏話まで知りたい」と考える方は少ないです。
その結果、工事費用や見栄えばかりを優先して業者選びをしてしまい、気付かない間に悪徳業者と契約をしてしまう方はたくさんいます。
このようなリスクを最小限に抑えるためには、外構工事についてきちんと学ぶ必要があります。
ただ、エクステリア関連の雑誌を見たり外構専門業者(エクステリア業者)が運営しているホームページを見たりしたところで意味がありません。そのほとんどが広告や宣伝だからです。
そこで当サイト(見積り外構工事)では、エクステリア工事の基礎知識から手抜き工事を防止する方法、さらには優良業者の選び方まで全てを無料で全公開しています。
また、このサイト内にある記事に目を通すだけで、お金を出しても手に入らないようなリアルな情報を学び取ることができます。
これは、実際の現場で職人をしていたからこそ語れる裏事情でもあります。
なぜこのようなことを行っているのかというと、「多くの人がエクステリア工事について学べる環境を整えることで、悪徳業者の撲滅に繋がる」からです。
当サイトでは有益な情報を惜しみなく無料で公開して、これから外構工事を検討している方のためになればと考えています。
情報武装する人が増えることで、悪徳業者の撲滅に繋がる理由
当サイトの記事は、外構工事のことに関して無知の方であっても理解できるように書かれています。
そのため、気になるページを読むだけで知識ゼロからエクステリア業者が行っている工事内容が分かるようになります。
すると、外構専門業者は適当な仕事(=手抜き工事)をしづらくなります。
例えば、エクステリア工事で駐車場をコンクリートにするとします。ただ、コンクリートを使用した工事は手抜きを行いやすいです。
コンクリートは材料の中でも高額なため、使用する量を少なくすれば簡単に利益を上げることができてしまうからです。
この内容を知っているだけでも、現場に立ち会って「コンクリートの厚みは確保できていますか?」と尋ねれば、コンクリート工事の不正を未然に防ぐことができます。
これにより、エクステリア業者は正しい工事をせざるを得ない環境が整います。今まで手抜き工事で儲けを出していた業者であっても、お客様に不正の方法がばれていては、それを行うことができなくなってしまうのです。
すると、悪質な工事を行う悪徳業者は仕事の量が減り、最終的に倒産していき、正しい施工をする優良業者だけが残るようになります。これが、多くの人がエクステリア工事について学べる環境を整えることで、悪徳業者の撲滅に繋がる理由です。
「見積り外構工事」の使命
このようなサイトの存在を良く思わない業者がいるのは事実です。お客様が情報武装することで、仕事がやりづらくなってしまうからです。
例えば、安い値段で工事の契約を結んだ後に、手抜き工事をして利益を上げていた会社は仕事がなくなってしまいます。
最悪の場合、倒産する可能性も十分に考えられます。
そうなってしまうと、「余計なことをサイト上に書かないでくれ」と怒りをぶつけてくる業者はこれからも増え続けるでしょう。
しかし、当サイトの使命は「お客様に無償で有益な情報を提供して、エクステリア工事業界の品質そのものを向上させる」ことが最大の目的です。
多少の反感は覚悟の上で、当サイトを運営しております。
この活動を行い続けることで、悪徳業者撲滅に繋がり、優良業者が増えていく確信があります。
ぜひ、当サイトでエクステリア工事についての専門知識を身につけて、満足度の高い庭作りを実現させてください。
業者選びを真剣に行うワケ!
外構工事は、ブロックを積むような小規模なものでも数十万円以上かかってしまいます。
そのため、誰しもが「失敗したくない」と考えます。
失敗しないためには、外構専門業者を真剣に選ぶ必要があります。
業者選びを適当に行ってしまうと、手抜き工事をしたり暴利を取ったりする悪徳業者に出会ってしまう可能性があるからです。
例えば、高額な買い物だからといって安さばかりを求めてしまうと、最終的に粗悪な工事をされてしまう可能性があります。
どこで購入しても品質が一定な家電や電化製品を購入するときと同じような感覚で業者選びをしてしまうと、高い確率で後悔してしまいます。
そもそも、たとえ工事を依頼したからといって、悪徳・優良業者に限らず、庭が完成するとは限りません。
「エクステリア工事の契約をした後、または実際に庭造りを行っている最中にエクステリア業者が倒産してしまう可能性があるからです。
業者が倒産すると工事が止まってしまう
外構専門業者に外構工事の費用を支払う際、砂利を敷くだけの小規模なものであれば一括ですませるのが一般的です。
ただ、数十万円~数百万円に及ぶ大規模な外構工事の場合、2~3回に分けて支払います。
契約金としての意味合いはもちろんのこと、支払い能力があるかどうかを確認するためでもあります。
また、支払われた料金は使用する材料を購入するためにも必要なため、かなり重要です。
例えば、100万円の工事を行う際、工事が始まる前に初期支払い50万円、そして完成したときに残金50万円を支払うとします。
このとき、庭造りを依頼した後に業者が破産してしまった場合、支払ったお金は戻ってこない確率が非常に高いです。
※着手金や最終支払いの割合は外構専門業者によって異なるため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
また、たとえ工事が順調に進んでいたとしても、施工する会社が倒産した場合の庭造りは止まってしまいます。
例えば、200万円の外構工事を依頼したとします。
このとき、契約金として100万円を支払い、残りの100万円は庭が完成次第渡す契約を交わしました。
しかし、着手金の100万円を支払った後、70万円分の工事を終えた段階で契約した外構専門業者が倒産したとします。
このとき、最終支払いの100万円は無事なものの、支払った金額のうち30万円は返ってきません。
つまり、30万円の損をしてしまうということです。
さらに、エクステリア工事を行う業者がいなくなってしまうため、中途半端な状態のまま、あなたの庭は放置されてしまいます。
続けて工事を行う場合、当初の予定通り200万円分の庭を完成させるためには、失ってしまった30万円を補うために130万円の費用を用意しなければいけません。
そのため、「始めに予定していた200万円分の外構工事を行うには、230万円の費用を用意する必要がある」ということです。
さらに、業者選びも初めからしなければいけないため、金銭的負担に加え、肉体的にもかなりの労力を強いられます。
途中で止まっている工事を引き受ける業者は少ない
このとき、外構専門業者の中には「他の会社が施工していた庭を引き継ぎたくない」という業者は多いです。
直前まで施工していた会社がきちんと工事をしているかどうか分からないため、真面目に造り上げたしたとしてもガタついたりすぐに壊れたりしてしまう可能性があるからです。
要するに、「クレームを受ける確率が高い工事は、できるだけ受注したくない」ということです。
そのため、最初の業者探しより大変です。
ただでさえ全体の1割程度しかいない優良業者を探すのが大変な作業を、さらに厳しい条件で行わなければいけません。
そのことから、庭造りのことを考えることが嫌になり、投げ出してしまう人は多いです。
その結果、完成していないエクステリアは荒れ果ててしまい、見るも無残な姿になってしまいます。
ここまでの内容を理解すれば、安心して外構工事を任せることができる優良業者に出会う必要があるということが分かるはずです。
ただ、前述の通り、優良と呼ばれる業者は全体の1割程度しか存在しません。
そのため、ほとんどの方は適当に工事をする悪徳業者に出会ってしまったり、資金繰りが苦しい倒産寸前の会社に外構工事を依頼したりしてしまいます。
この理由は単純であり、外構専門業者の良し悪しを見極めることができず、最終的に値段だけで業者を選んでしまうからです。
このページで述べてきた通り、外構工事で失敗しないためには業者選びが一番重要です。
高額な買い物で失敗しないためにも、あなたの庭を最後まで責任をもって施工してくれる優良業者を見つけ出してください。
筆者:外構職人歴20年・石川公宣