外構工事(エクステリア工事)は公共事業(国から発注される工事)ではなく、民間工事(一般の方から依頼される仕事)の部類に含まれます。
特別な資格や経験がなくても庭造りを行うことができてしまうため、信頼のおける外構専門業者(エクステリア業者)に工事を依頼しなければ、望み通りの庭を作ることはできません。
エクステリア業界の実態
公共事業を行う場合、国家資格や実務経験、さらには国からの信用が無ければ工事そのものを請け負うことすらできません。
一方、エクステリア工事のような民間工事の場合、仕事を取ることさえできれば誰でも仕事を受注することができてしまいます。
そのため、優秀な営業マンを雇ったり大々的に広告を打ったりして集客を行い、実際の工事を丸投げしている業者は多いです。
このような外構専門業者は品質を二の次と考えているため、見栄えのある外観を求めてもそれを叶えるのは難しいです。
ただ、営業に力を入れている会社は巧みな話術で契約を結ぼうとしてきます。
そのため、セールストークに乗せられてしまい、その場で工事を依頼してしまう方は多いです。
その結果、契約を交わした後は適当に扱われる上に、望み通りのエクステリアが完成せずに後悔する方がたくさんいます。
そこで、満足度の高い外構工事をしてもらいたいと願うのであれば、営業をしてくる業者は避けた方が無難です。
できれば、あなた自身が気になっている会社に声をかけたり、信頼のおける方に紹介してもらったりすることをお勧めします。
つまり、受け身の体制を取るのではなく、攻める姿勢が大切ということです。
ただし、長年外構工事一筋で仕事を行っている職人が在籍している業者であっても、質の悪い施工をする可能性があります。
エクステリア業界を管理する団体がいない
前述の通り、エクステリア工事は資格が無くても工事を請け負うことができます。
そのため、ほとんどの外構工事の職人はエクステリア関係の免許を取得しようとしません。
そのため、基礎知識はもちろんのこと、正しい施工方法を知らずに工事を行っている技術者で溢れかえっています。
公共事業であれば、工事を管理する監督や施工する職人は国家資格を有している人でなければ工事を進めることは許されません。
そのため、トンネルや橋、道路などの構造物は日本全国で品質を一定に保つことができています。
一方、外構工事の場合、施工方法を学ぶにはエクステリア工事を行っている会社に入って親方に教えてもらう他ありません。独学だけでは机上の空論になってしまうからです。
ただ、先生として職人の技を伝授してくれる人も元々は誰かに教えてもらった経験を活かして新しい世代に繋げています。
上に立つ人間のレベルが均一ではないため、良質な工事を行う業者がいれば、適当な施工をする悪質な会社も存在しています。
また、他の業者と関わることも少ないため、自分たちの仕事は日本でもトップレベルだと勘違いしている方は多いです。
しかし、実際はそうではなく、「全国で見ればレベルが低い」ということはよくある話です。
それどころか、手抜き工事をしていることに気付いていない職人が多数存在しているのが現実です。
ただ、指摘されない限り、本人たちが気づくことはありません。その結果、悪徳業者の数は減ることが無く、エクステリア工事の出来栄えに関するトラブルは後を絶ちません。
そのため、今でも全国のエクステリア業者が行う工事の品質が一定になることはありません。
そこで、当サイトでは悪徳業者を見抜く方法や見積りを取る際の注意点など、外構工事に関する情報を無料で全公開しています。
サイト内にある記事を参考にするだけで、優良業者の見つけ方が分かるだけでなく、工事費用を抑える方法や専門知識まで幅広く学ぶことができます。
また、当サイトを利用してくださるお客様が増えることで、多くの方がエクステリアに関する正しい情報を蓄えることになります。
すると、外構専門業者は不正をしづらくなり、結果的に「外構工事業界のレベルが一定に引き上げる」ことを使命としています。
エクステリア工事で失敗しないためにも、正しい知識を身につけて情報武装するようにしましょう。
そうすることで、優良業者と出会えるようになるだけではなく、手抜き工事を未然に防げるようになります。