フェンスは目隠し効果があるのって本当?お住まいを守るためには必須のエクステリア

これからエクステリアで防犯性を高め、プライバシーを守りたいとお考えの人は非常に多いのではないでしょうか。

日本は安全な国と言われていますが、それでもニュースになるくらいの犯罪が頻繁に発生しているため心配と言えます。

そこで、お住まいの防犯性を高めプライバシーの確保をしてくれるのがフェンスというわけです。

今回はフェンスの目隠しについてお話ししますので参考にしてください。

目次

1.フェンスの目隠しのデメリットについて

どんなものでもそうですが、メリットもあればデメリットもあります。

先にフェンスの目隠しのデメリットについて見ていきましょう。

1-1.場合によっては日当たりが悪くなる

フェンスは目隠しの効果がありますが、場合によっては日当たりが悪くなり常にジメジメした生活になってしまいます。

当然、ジメジメした家に住むのは誰も嬉しくないですし、気分的にも落ちこんでしまうものです。

1-2.フェンスによっては風通しも悪くなる

フェンスは、デザインによっては風通しが悪くなる場合があります。

たとえば、プライバシーを重視した場合は広範囲にわたってフェンスでおおってしまうためそこから風が入りにくくなってしまいます。

ですから、夏になると風の流れがないため余計に暑く感じられてしまうというわけです。

1-3.高さを求めると圧迫感を感じられる

当たり前かもしれませんが、フェンスをあまりにも高くしてしまうと明らかに圧迫感を感じられます。

たしかにフェンスを高くすればするほど、プライバシーが守れるかもしれませんが、それ以上に目立ちますし近隣からも変な目で見られる可能性があります。

1-4.住まいが狭く感じられる

フェンスを設置する以上、ある程度の場所は必要となります。

当然、フェンスを設置する場所が多ければ多いほど住まいが狭く感じられます。

しかもフェンスは、目隠しやプライバシーを守るために強固なものを選んでしまうケースがあります。

結果的にプライバシーは守れそうですが、住まいが狭く感じてしまうというわけです。

フェンスにはいくつかのデメリットはありますが、それ以上に日本の住まい環境を考えるとフェンスは必須ではないでしょうか。

2.フェンスの目隠しのメリットについて

フェンスの設置にいくつかのデメリットはありますが、それ以上にメリットがたくさんあります。

2-1.プライバシーを確保できる

フェンスを設置する最大の理由に、目隠しができることがあげられます。

日本は狭い土地と土地の間に戸建て住宅がひっきりなしに建てられているため、プライバシーの確保は必須と言えます。

しかも、隣人がかなり良い人であればいいですが、すべてがすべてそうもいきません。

ですから、境界線にフェンスを設置しておくだけでお互いのプライバシーの確保ができるというわけです。

また、第三者から家のなかを覗かれにくくなるため、フェンス1枚あるだけでも安心感は違います。

2-2.防犯性が高くなる

フェンスがあるのとフェンスがないエクステリアでは、どちらが防犯性が高いでしょうか。

それはフェンスがあるエクステリアです。

なぜなら、境界線になにも仕切りがないと第三者が容易に侵入できてしまうからです。

日本は安全な国とは言え、決して犯罪がないわけではありません。

自分の家は大丈夫と思っている人こそ、注意するべきです。

フェンスがあれば、第三者も容易に侵入できなくなるためかなりのメリットと考えておくべきです。

2-3.フェンスでエクステリアをオシャレにできる

フェンスは目隠しや防犯目的に利用されますが、それ以外にも見た目にこだわったタイプのものがあります。

防犯性は高くはありませんが、デザイン性の高いアイアン調のフェンスや竹垣で和風なフェンスなど多数存在しています。

ある意味フェンスは、デザイン性が非常に高いため理想なエクステリアが実現します。

3.目隠しフェンスを選ぶときのポイントについて

目隠しフェンス2もし、これからフェンスを選ぶ場合、どういうことを気にして選ぶべきなのでしょうか。

3-1.まわりと合わせること

戸建て住宅がポツンと一軒家であれば、奇抜なフェンスにしても誰も文句は言いません。

ですが日本では、ほとんど隣同士の距離が近いという特徴があります。

それなのに、まわりの雰囲気を崩してしまうようなフェンスにしてしまうと、色んな意味で孤立してしまう可能性があります。

ですから、自分の趣味や好みも大切ですが、まわりとの協調性を合わせることが非常に重要だと言えます。

3-2.設置イメージしておくこと

フェンスを設置する前と後とでは、おそらくイメージが違っているはずです。

とくに広いお住まいであれば、なかなかフェンスを設置したイメージがわかないことでしょう。

ですが、勢いで設置してしまうとイメージと違うこととなり後悔してしまう可能性があります。

ですから、念のためにフェンスの設置イメージをしっかりしておくようにしましょう。

3-3.素材を決める

フェンスにはたくさんの素材があります。

アルミ製や樹脂製、高級木材、植栽などたくさんのなかから選ばなければなりません。

もちろん、費用の兼ね合いもありますから無理なく自分たちが理想と思うようなフェンスを選ぶようにしましょう。

4.フェンスの目隠し目的ならどんなスタイルがおすすめ?

フェンスで目隠ししたい場合、いくつかのスタイルがあります。

各スタイルを知っておけば、より理想的なエクステリアが実現します。

4-1.オープンスタイル

オープンスタイルは、その名の通り境界線にフェンスを置かない、もしくは低めに設置して開放感あふれるスタイルのことを指します。

住まいを魅せるという意味ではもっともおすすめなスタイルと言えます。

ですが、目隠しと言う点で言いますとオープンスタイルは不向きです。

また、小さな子どもやペットがいる場合、フェンスがないと突然道路に飛び出してしまう可能性があります。

開放感があるかわりに、防犯性は低くなるためエリアによっては注意しなければなりません。

4-2.クローズスタイル

クローズスタイルは、オープンとは真逆の、境界線にフェンスを設置するスタイルのことを指します。

また、可能な限りフェンスを設置するため目隠しと言う意味ではもっともおすすめな方法と言えます。

また、小さな子どもやペットがいる場合も、クローズスタイルであれば勝手に道路に飛び出す心配がないのも、クローズスタイルの良いところです。

ただし、フェンスの種類や高さによっては圧迫感も狭さも感じられます。

4-3.セミクローズスタイル

見せて隠す、という方法がセミクローズスタイルです。

セミクローズは、オープンスタイルとクローズスタイルのいいところだけを取った方法のことを指します。

隠すところは隠して、見せるところは見せる方法により、プライバシーの確保をしつつも解放感もだせるというメリットがあります。

オープンスタイルもクローズスタイルも、セミクローズスタイルも、それぞれ特徴があるため、住まいにあったものを選ぶようにしましょう。

5.まとめ

フェンスは目隠しという機能が備わっていますが、それ以外にもさまざまな目的で設置されています。

たとえば、防犯や安全性を高めたり、ときにはオシャレにしたいときに該当します。

フェンスはさまざまなデザインや色があるため、お住まいや目的にあったものを選ぶようにしましょう。

そうすることで、より快適な空間を手に入れることができます。

筆者:外構職人歴20年・石川公宣

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