外構工事と聞いてイメージしやすいものは、ブロックやコンクリート、またはフェンスといった工事が一般的ではないでしょうか。
この中でも、コンクリートを使用した工事はとても人気があります。
耐久性に優れている上に、高強度だからです。
きちんと工事を行うことで、すぐに倒壊しまうことなく、いつまでも見栄えのある外観を保つことができます。
しかし、コンクリートを使用した工事はとても高額です。
なぜなら、コンクリートは材料代が高く、工事に手間暇がかかるからです。
「工事費用を抑えたい」と考えている人であれば、コンクリートを使用する工事は不向きかもしれません。
そこで、材料の価格が安く、施工後の手入れも簡単な「砂利敷き」を取り入れることで、工事費用を大幅に削減することができます。
値段の高い外構工事と、値段の安い外構工事を使い分けて、予算内に工事を収める方法を以下で説明します。
お金をかける場所と節約する場所を分ける
外構工事を行うほとんどの人が、「当初に予定していたした」と口を揃えていいます。
そこで、「お金をかける場所」と「節約する場所」を分けることで、予算内に工事を行うことが可能です。
例えば、外構工事の中で、アプローチ(敷地の入り口から玄関までの路)や駐車場は家の正面に位置します。
これら外構項目は「建物の顔」にあたるので、ここがお金をかける場所になります。
お金をかける場所には、コンクリートを使用する工事の採用をお勧めします。
なぜなら、耐久性や強度を考慮すると、車などの重いものが乗り上げる駐車場はコンクリートがベストです。
また、長い年月同じ姿を保つため、見栄えのある外観を演出し続けることが可能です。
次に、節約する場所の外構を決めます。
庭や建物の裏など人目につかないようなところの費用を抑えることで、工事の値段を安くすることが可能です。
例えば、砂利敷きを採用することで、工事費用を大幅に抑えることが可能です。
前述の通り、砂利敷きは材料の価格が安く、施工後の手入れも簡単です。
また、砂利の中に飛び石(歩行のために置かれる石)を設けることで、見栄えのある外観を手に入れることができます。
歩く際は飛び石を歩行するため、きれいに敷き平らにした砂利を崩すことがなくなります。
砂利の種類はさまざまであり、色や形、または重さや艶まで違いが分かれます。
つまり、「家の様式(和風や洋風といったもの)にとらわれることなく、砂利敷きを採用することができる」ということです。
また、砂利の下には「防草シート」と呼ばれるシートが敷かれています。
これを敷くことで、雑草が生えてくることがなくなる上に、砂利と下地の土が混ざることによる汚れを心配する必要がありません。
砂利敷きは自分で行うこともできる
砂利敷き工事を業者へ依頼しても、コンクリート工事に比べれば半額近くまでになる場合があります。
ただでさえ安い砂利敷きを自分で行うことで、さらに安くすることが可能です。
しかし、掘り出した土砂の始末は個人では難しいです。
そこで、防草シートの施工と土砂の始末までを業者に任せ、砂利を敷く作業はご家族で行うのです。
そうすれば、工事費用を抑えることができます。
砂利の購入は、インターネット通販やホームセンターなどへ行けばすぐに手に入れることができます。
ただ、砂利を敷き詰めただけの庭は、あまりに殺風景です。
そこで、植栽を植えたり花壇を設けたりすることで、安い値段で作り上げた外構とは思えない外観になります。
また、砂利を敷くだけの簡単な工事なため、業者へ依頼したのと同じに仕上がります。
まとめ
このように、費用が安価な工事を採用することで、外構工事を予算内で行うことが可能です。
高い工事を無理やり安くしてもらうのではなく、お金をかける場所と節約する場所を考えて外構工事のプランを立てましょう。