ブロック塀工事の倒壊・手抜き工事と台風被害

ブロック塀の倒壊

外構工事を行う際に、ブロック工事は欠かせない工事といえます。

なぜならブロック塀には、プライバシーの保守や防犯、隣地の境界表示といった役割があるからです。

頑丈に見えるブロック塀ですが、実は寿命があります。

メンテナンスをしている場合は25年~30年くらいです。

しかし、ほとんどの人がメンテナンスをしていないため15年~20年がブロック塀の寿命と言えます。

現在では、異常気象による台風や地震でブロック塀が倒壊する事故が増え来ています。

ブロック塀が倒壊する最も多い理由は、手抜き工事によるものです。

ここでは、ブロック塀が倒壊してしまう理由と対策を紹介します。

これを学ぶことにより、ブロック塀の正しい知識を理解して、倒壊や事故を未然に防ぐことに役立ててくれれば幸いです。

1.ブロック塀が倒壊する理由

ブロック塀はとても頑丈そうに見えますが、倒壊してしまう恐れがあります。

その倒壊で、人が下敷きになって死亡してしまうニュースを最近よく目にします。

そのような事故に巻き込まれないためにもブロック塀が倒壊する理由を知っておく必要があります。

ここでは倒壊してしまう理由を目に見える面、見えない面で紹介します。

1-1.老朽化が進んでいる

老朽化ブロック

ブロック塀のブロックの中には鉄筋が入っています。

その鉄筋が腐食しているとブロック塀が傾いたり、崩れたり、ヒビが入ってしまいます。

そのため、耐久性も低下してしまい大きな衝撃に耐えられなくなってしまい倒壊してしまいます。

倒壊を防ぐためには、少しでも傾いていたり、ヒビが入っていたりしたら、そのままにせず、新たなブロック塀を積んだり、補強を行い倒壊を防ぐ必要があります。

1-2.不適正な工事

ブロック塀倒壊のほとんどの理由は不適正な工事によるものです。

出来上がりがきれいだから適正な工事というわけではありません。

つまり、ブロック塀の工事を施工する上でとても重要になるのは、目には見えないところにある地下の基礎部分になっています。

その基礎部分が適正でないと、ヒビ割れや倒壊に原因に繋がっていきます。

適正なブロック工事については後程ご紹介します。

1-3.台風

手抜き工事であることも関係しますが、台風でブロック塀が倒壊することもあります。

年々と威力を増している台風ですが、昨年(2018年)は台風でたくさんのブロック倒壊の被害がありました。

台風は自然現象なので止めることも、遅らせることもできません。

つまり、今のうちに台風が来て倒壊してしまうブロック塀ではなく、台風が来ても動じない頑丈のブロック塀を施工する必要があります。

2.手抜き工事が行われる理由

悩む先ほども説明したように、ブロック塀が倒壊するほとんどの理由は、手抜き工事によるものです。

私たちが一生懸命貯めたお金でブロック工事を依頼します。

完成して引き渡しの時に、その工事が手抜き工事だったらとても残念な気持ちになります。

この項では、ブロック塀のひび割れや倒壊の原因である手抜き工事がなぜ頻繁に行われているのかを解説していきたいと思います。

2-1.コンクリートのコスト削減

ブロック工事で頑丈なブロック塀を創設するためには、地中の基礎をしっかりさせる必要があります。

つまり、ブロックを順番に並べていくのではなく、基礎の部分にコンクリートを使い固めることでしっかりした頑丈なブロック塀を設置できます。

しかしながら、手抜き工事の場合はブロックを順番に並べているだけで、肝心な基礎工事にコンクリートが少量しか使われておらず、強度不足によるひび割れや倒壊の原因になります。

このような手抜き工事が頻繁に行われている理由は、基礎の部分は地中に埋まってしまうため、手抜き工事を行ってもバレることなく作業ができます。

また、材料を減らしたり面倒な作業を省いたりする粗悪な工事によって、利益重視の手抜き工事が行われています。

2-2.安さ重視

施工業者のほとんどは、ただ仕事を契約するために依頼主に適正な工事内容無視した、相場よりも安い見積書を提出しています。

相場よりも安値なため、工事全体のスピードを上げ、採算を取ろうとします。

このような施工業者に工事を依頼してしまった場合、完成時の見た目はきれいでも肝心なところに手抜き工事が行われているため、脆弱(もろくて弱い)ブロック塀を完成させてしまいます。

つまり、欠陥品のブロック塀を購入したことになります。

たとえば、スーパーの野菜売り場に1つ200円でキャベツが売られています。

その隣にお勤め品として半額の100円でキャベツが売られています。

お勤め品になるにはそれなりの理由があります。本来200円で販売されていたキャベツですが日が経つにつれて色が変色したり、本来のみずみずしさが失われ中身がスカスカになる理由からお勤め品になります。

つまり、お勤め品のキャベツは200円の価値がなくなった為その価値が100円と判断され100円で売られています。

これと同じことが安さを売りにした工事にいえます。

工事にも相場があり、適正な工事を行うには必要な材料と必要な工程があります。

相場とは、必要な材料費と必要な人件費から割り出されています。

その相場よりも安いということは、上記のキャベツ同様何かしらの理由があります。

そのため、高品質な工事は望めません。

3.用途に最適なブロックを選んで工事をする

ブロックは外構工事において幅広く使用されています。

ブロック塀を作るにあたっても、ブロックは多種多様なため、完成したときの印象や雰囲気も大きく異なってきます。

ブロックを選ぶことは、家の雰囲気を決めることにもなるので、慎重に選ぶ必要があります。

ここでは、ブロックの種類と特徴について説明します。

3-1.化粧ブロック

化粧ブロックとは、凹凸や色がついているオシャレなブロックのことです。

ブロックと聞けばグレーという印象がありますが、化粧ブロックにはベージュやピンクなど、色の種類が豊富です。

色以外にもデザインも豊富なので自分好みのブロック塀を作ることができます。

種類が豊富なので、ご自身の外構のデザインに合ったブロックが見つかるので人気があります。

3-2.コンクリートブロック

コンクリートブロックとは、その名の通りコンクリートで作られているブロックのことです。

コンクリートブロックはよく見かけるグレー色のもので、種類はありますが見た目はすべて同じです。

このブロックでブロック塀を作る場合、上記の写真のようにブロックの穴に鉄筋を入れモルタルを詰めていく作業を行います。

2-3.型枠ブロック

出典:UNISON

型枠ブロックとは、塀としての強度と安全性が高いブロックです。

このブロックは化粧ブロックのように凹凸や色がついているものもあります。

コンクリートブロックと見た目は同じですが、断面にある穴の広さが型枠ブロックのほうが広くなっています。

この型枠ブロックでブロック塀を作る場合、コンクリートブロックで使う鉄筋よりも太い鉄筋を使い、土圧を受けても平気なようにモルタルではなく、コンクリートを充填する作業を行います。

工程の最後に、コンクリートを一気に流し込み固めることで、一枚の強固な塀ができます。

コンクリート擁壁と同じ強度があると言われています。

下記の写真=コンクリート擁壁です。

 

4.正しいブロック工事とは?

ブロック塀を設置する際に、手抜き工事で造られたものだと倒壊する恐れがあります。

せっくかく造ったものなのにすぐに倒壊してしまったら、とても残念な気持ちになると共に、倒壊したブロック塀を撤去と復旧する費用もかかってしまいます。

最近では、手抜き工事のブロック塀に追い打ちをかけるように台風の勢力が強くなってきています。

ブロック塀の倒壊による、人を巻き込んだ、人身災害事故が懸念されています。

このような事故を起こさないためにも正しい施工をに行う必要があります。

この項では、正しいブロック工事について説明します。

より詳しく正しいブロック工事を知りたい方は、下記のページで詳しく解説していますので合わせてご覧いただけますと幸いです。

ブロックきれい

ブロック塀外構工事の正しい施工手順と価格や単価の注意点

2017年2月22日

4-1.基礎工事をしっかりと行う

ブロック基礎

上記でも説明した通り、基礎工事は欠かせないものでブロック塀の強度を大きく左右します。

しっかりした基礎工事は、ブロック塀を設ける箇所の土を取り除いていきます。

さらに、掘削した箇所に砕石(砕いた石)を敷き詰め、機械で転圧をして強固な路盤を造っていきます。

最終工程で鉄筋を用いてコンクリートを流し込み成型して完成です。

そうすることで頑丈なブロック塀を作ることができます。

4-2.鉄筋を使用する

ブロック塀を設置するにあたり鉄筋はとても欠かせないものです。

鉄筋には、横筋と縦筋の2種類があります。横筋も縦筋もブロック2個おきに鉄筋が入っています。

きちんと鉄筋が入っていることでブロック塀の抵抗力が強化し、頑丈なブロック塀を作ることができます。

4-3.控え壁

控えブロック頑丈なブロック塀を作るには控壁を設置した方がよい場合があります。

控え壁を用いる場合の主な要因

  • 土の圧力(重み)がかなりかかる
  • ブロック塀が道路面に面しており、倒れた場合、人災につながるのを防ぐために強固にする
  • 風通しがよいため風圧がかかり、倒壊するのを防ぐ

控え壁の役割は、ブロック塀倒れないように塀の裏側から控えブロックを設置して引っ張っる働きをしています。

4-4.笠木(ボーダー)

笠木は、ブロック塀の中に入ってくる雨水を防ぐことができます。

そのため、ブロック塀の中に入っている鉄筋やブロックの劣化、強度の低下を抑制することができます。

また、汚れや雨だれの防止にもなるのでとても効果的です。

まとめ

いかがだったでしょうか。ここまでブロック塀が倒壊する理由と手抜き工事・正しい工事について解説してきました。

ブロック塀は外観から見た時の印象を際立ててくれるアイテムであり、ブロック塀を設置することで目隠しの役割とプライバシーをも保ってくれます。

ブロック塀と聞くと、とても頑丈そうにきこえますが、工事の施工内容により大きく左右されます。

自然災害や老朽化・手抜き工事という理由で簡単にブロック塀が倒壊して大きな事故につながってきます。

そのような事故が起きないように、日頃からのメンテナンスはかかせません。

また、これからブロック塀を設置しようと考えている方は、手抜き工事を行わない高品質な工事を行ってくれる施工業者に依頼することが大切です。

ここで解説したことを参考にしていただき、安値重視ではなく、適正な価格で強固なブロック塀工事を完成させてください。

 

 

 

 

 

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