お庭を芝生や砂利にしていると、お手入れに手間がかかって大変です。
特に芝生は、整えていれば見た目こそ美しいですが、お手入れをしていないと荒れ地になっていく一方。
夏場の雑草処理は毎朝しても足りないくらいうっとおしい存在です。
「お庭のお手入れを楽にしたい!」と思ったときは、思い切ってお庭をコンクリートにしてしまうことがおすすめです。
目次
▼お庭をコンクリートにするとなくなる手間の例
・定期的な雑草のお手入れ
・猫の匂い糞尿除去
・雪かきで絡め取る土や砂の除去
・お部屋に舞い込むほこり対策
この記事では。「お庭のお手入れを楽にしたいけど、コンクリートにするべきか悩む」という方に向けて、お庭をコンクリートにする際のメリットやデメリット、お手入れ方法を詳しく解説します。
1.お庭のお手入れを楽にしたい!コンクリートのメリット
お庭をコンクリートにする際には、大きく4つのメリットが上げられます。
①お手入れが楽になる
②駐車場として使える
③耐久性に優れている
④見た目がスッキリする
下記ではこの4つのメリットについて詳しく解説していきます。
お庭をコンクリートにするメリット①:お手入れが楽になる
お庭をコンクリートにすると、雑草処理をしなくて良くなり手間がはぶけます。
コンクリートは、庭の雑草対策として最適な解決法です。
一方、何も施工されていない庭や芝生の庭だと、定期的に雑草処理をする必要があります。
雑草処理として有効な手段は、主に3つです。
・手作業で雑草を抜く
・除草剤をまく
・人工芝や砂利を敷く
手作業で雑草を抜くというのは、毎日時間があるという人なら、良い暇つぶしになるかもしれません。とはいえ、毎日かがんで雑草を抜くのは腰が折れます。 放置をすると雑草が伸び放題になり、近所からも印象が悪くなりやすいです。
雑草処理のために除草剤をまくこともできますが、ペットやお子さんがいる家庭では身体にとっ て毒となる可能性があり、おすすめできません。
万が一舐めてしまった場合に、健康的とはいえない処理方法です。
人工芝や砂利を敷く場合、芝生にするときと比べれば雑草は生えにくいです。とはいえ合間を縫って生えてきてしまう雑草の処理が必要なので、効率の良い雑草対策とは言えません。
雑草対策として一番優れているのは、コンクリートと言えます。
お庭をコンクリートにするメリット②:駐車場として使える
コンクリートにすることで、お庭を駐車場にすることができます。
来客用に駐車場を増やしておくと便利なだけでなく、利用しない間もすっきりとした印象を与えることができるので、とても人気です。
砂利の駐車場にするときと比べ、ホコリが車内や屋内に入りにくく、砂利が散らばったりすることが無いので、コンクリートを敷くタイミングで駐車場にする方は多いです。
お庭をコンクリートにするメリット③:耐久性に優れている
コンクリートは頑丈な素材なので、経年劣化が起きにくいです。
万が一ひび割れが起きたとしても、上から舗装するだけで回復するため、長期的なメンテナンスも楽になります。
コンクリートにするための施工費用を考えても、維持費用や持続性を考えるとコストパフォーマンスが優れてます。
お庭をコンクリートにするメリット④:見た目がスッキリする
コンクリートにすることで、見た目がスッキリとモダンな印象になります。
汚れても水をかけデッキブラシでゴシゴシすればキレイになるため、清潔感もあります。
お好みでお庭のすみにガーデニングを施したり、砂利を置いたりすることで、よりおしゃれな印象にしやすいです。
夜間用にライトアップをしたり、デコレーションをすることで個性を出すのも良いでしょう。
メンテナンスをほとんどしなくても清潔感が保てるのは、コンクリートの大きなメリットです。
2.お庭のお手入れを楽にしたい!コンクリートのデメリット
お庭をコンクリートにする際には大きく3つデメリットが上げられます。
①見た目が無機質になりやすい
②照り返しで熱くなる
③施工次第では水はけが悪くなる
下記ではこの4つのデメリットについて詳しく解説します。
庭をコンクリートにするデメリット①:見た目が無機質になりやすい
コンクリートにすると平らなぶん、無機質な印象になりやすいです。
あたたかな印象にするためには、デコレーションをしたり、花のポットを置いたりと、工夫をす るのがおすすめです。
庭の一部で家庭菜園をすると、程よくカラーが入っておしゃれな雰囲気になります。
庭をコンクリートにするデメリット②:照り返しで熱くなる
コンクリートは日差しを照り返すため、特に夏場は高温になります。 触るとヤケドの恐れがあり危険なうえ、見た目も蒸し暑い印象になるのがデメリットです。
コンクリートには定期的に水まきをすることで、照り返しがやわらげると良いです。
また、よく転んでしまう歳のお子さんやペットがいる場合には、コンクリートの上に人工芝を敷くのもおすすめです。 ゴロゴロしても汚れにくく、熱でヤケドをしてしまう心配も削減されます。
庭をコンクリートにするデメリット③:施工次第では水はけが悪くなる
お庭をコンクリートにするなら、程よい傾斜をつけることで水はけをよくするのがおすすめです。
傾斜をつけるなら、雨水が流れた先に水はけスペースを用意するのも重要になります。
コンクリート舗装は自分ですることも可能ですが、その後の利便性を考えると、専門の業者へ依頼した方がストレスフリーになるはずです。
3.コンクリートのお手入れは楽?
コンクリートにした庭も、メンテナンスをしないと薄汚れてきます。
基本的にはデッキブラシを使って水洗いをすればキレイになるので、お手入れは簡単です。 表面についた汚れを定期的にゴシゴシと洗い流してあげましょう。
もし表面にヒビ割れができてしまった場合は、メンテナンスとして舗装をしてあげるのが効果的です。
舗装は表面の見た目をキレイにするだけでなく、表面強度も高めてくれます。
もし自分で舗装をする場合には、周囲に塗料がつかないよう気をつけましょう。 ムラなくキレイに舗装をしたいなら、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
4.まとめ
お庭をコンクリートにする際には、メリットだけではなく、デメリットもあります。
ですが、少しの工夫でそのデメリットが解消させることができます。
これら外構工事は、一般の方がDIYで工事を行うには、ハードルが高すぎる為、プロの外構施工会社へ工事を依頼になければなりません。
施工を行う業者によっては、雑に施工されてしまうことがありますので、業者選びにも注意が必要です。
最近では、Googleの口コミを参考に業者を選ぶお客様が増えています。
実際に施工対応してもらったお客さんの声が生で記載してある為、業者を選定する際にはおススメです!
「芝生の雑草取りが大変でどうにかしたい」
「砂利に雪が積もってお手入れが大変だからイヤ」
「庭をコンクリートにして駐車場として使いたい」
お庭のお手入れが大変で疲れてしまっている人や、駐車場を使いやすい状態にリフォームしたい!など相談してみましょう。
お庭をコンクリートや駐車場にしたいとお考えの方は、この記事を元に参考にして頂けると幸いです。
筆者:外構職人歴20年・石川公宣